中日 大減量の中田翔がフリー打撃で快音 37スイングで4本の柵越え ファンの拍手に両手広げてガッツポーズ
「中日春季キャンプ」(6日、北谷)
大減量した中日・中田翔内野手(35)が1軍キャンプに合流し、初のフリー打撃を行った。S班となったベテランは、これまで名古屋で調整を行っていた。
井上監督や松中打撃統括コーチらが見守る中、ベテランは快音を響かせた。1球目が左翼への飛球でスタンドは「お~」とどよめいた。12スイング目に左中間スタンドに1本目の柵越えを放つと、スタンドから拍手が起こった。これに中田翔は両手を広げてガッツポーズで応えた。フリー打撃では37スイングで柵越えは全て左方向に4本だった。
体にキレが生まれたのかもしれない。オフは約15キロの減量に成功。顔はほおがこけて引き締まり、太ももが細くなるなど下半身の肉をそぎ落とし、精悍(せいかん)な体つきに変貌を遂げた。
巨人から加入したプロ17年目の昨季は右脚や腰を痛め、不振にあえいだ。移籍1年目の昨季は出場62試合で打率・217、4本塁打、21打点に終わった。球界屈指のスラッガーは、今季の完全復活を期している。



