日本ハム・新庄監督 チーム1号の今川を絶賛 高評価したのは「しっかり我慢して」の四球 SNS通じた助言への“回答”を喜ぶ

 3回、左越えソロを放つ今川(撮影・開出牧)
 3回、左越えソロを放ちアピールする今川(右)。左は岩舘コーチ(撮影・開出牧)
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 「日本ハム2軍紅白戦、白組3-0紅組」(4日、かいぎんスタジアム国頭)

 新庄剛志監督が、存在感を示した今川優馬外野手を絶賛した。

 若手主体で行われた今キャンプ初実戦。今川は初回にフルカウントから四球を選ぶと、三回は直球を捉え、チーム一番乗りのアーチとなるソロを左中間に運んだ。「まずは自分の持ち味の長打をしっかりアピールできたってところがすごくうれしい」と笑みがはじけた。

 新庄監督は「ホームランもよかったけど1打席目。打ちたいところをしっかり我慢してフォアボールを選んだ」と四球を高評価。「もしかしたらもしかするんじゃないですか、ぐらいのアピールでした。よかったよ」と喜んだ。

 キャンプまでの成長を期待し、指揮官はSNSを通じてタイミングを早くとるように助言していた。初回の四球は、タイミングを早くとれるようになったことが選球眼と打席での余裕につながったと分析し「しっかり見極められたところに高い評価が生まれましたね」と説明。オフの米国自主トレで課題に取り組み、いきなり結果を残した姿に「みんなにはわからないことをオフにやってきてくれたので。そういうところが、僕と今川くんとのやりとりで、この結果のアピール度ですね」と満足げだった。

 プロ2年目の2022年には10本塁打を放つも、昨季は6試合の出場にとどまった今川。新庄監督からの久々の賛辞に「雪が降っちゃいますね」とおどけつつ「僕はもう毎日毎日アピールしなきゃいけない立場。1打席1打席もう命がけというか、ホント気持ち込めてやるだけ」と覚悟を口にした。

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