ヤクルト・石川 45歳開幕投手に名乗り 初日から猛アピール「笑われても」実現なら球界最年長
「ヤクルト春季キャンプ」(1日、浦添)
球界最年長のヤクルト・石川雅規投手(45)が開幕投手に名乗りを上げた。「笑われても何でもいい。何歳になっても先発やっている以上、開幕投手を目指すのがすごく大事」と誓いを立てた。
キャンプ初日から猛アピールした。ブルペンでは25球を投じ、「しっかりと準備して今日できる全力で投げられた」と充実の表情を浮かべる。2日も“連投”する意向で高津監督は「意気込みや今年にかける思いがある」と何度もうなずいた。
指揮官は開幕投手について「本当に何も決めていない」と競争させる方針。石川が大役を任されれば、大野豊(広島)の42歳7カ月を超えて球界最年長記録となる。2020年以来、自身通算10度目の大役をつかみ取るために後輩たちと競う。
プロ24年目の左腕は、あと「14」に迫った通算200勝も「そこがあるからこそ頑張れている。一歩一歩しか近づけませんけど、そこを目指して必死にやりたい」と達成に執念を示す。今季も白星を挙げれば、プロ野球新記録となる24年連続勝利。目の前にある偉大な記録達成もモチベーションになっている。
「まだまだ野球がうまくなりたい。勝ちたいという思いが強い。1軍のマウンドに数多く立たないとチャンスも増えないと思う」と意気込む。大ベテランは今季も貪欲に挑む。