巨人OB堀内恒夫氏 敗戦した中日戦での2つのプレーを疑問視「勢いだけじゃダメ」オコエ三盗成功も「走っちゃいけない場面がある」

 元巨人監督の堀内恒夫氏が25日、自身のブログを更新。前日24日の巨人-中日を振り返り、2つのプレーを疑問視した。

 ひとつは巨人が決勝点を与えた場面。2-2の七回1死三塁の守りで、捕手の岸田が三塁へ牽制球を投げたが、送球が三走・尾田の足に当たってしまった。悪送球での失点に、堀内氏は「岸田はここで冷静になってほしかった。先発の赤星は初回に2点を失ったものの回を重ねるごとに粘り強さが出てきた。7回にきてまっすぐで150キロを記録するなど受けていて通ずるものがあったはずだ」と振り返った。

 続けて、悪送球のリスクを考えた上で、「動くべきか動かざるべきか 赤星が良かっただけにここは動かずじっくりと大島と対戦してほしかった」とつづった。

 もう一点は攻撃の場面。三回の攻撃で2死二塁。二走・オコエは打者岡本和の打席でフルカウントから三盗を仕掛けた。結果は四球。オコエの三盗も成功して2死一、三塁となった。

 結果的にはチャンスが拡大したが、「オコエの三塁への盗塁も気になった。バッターは岡本だ。4番が打とうとしているのに100%確信したとしても走ってくるタイミングじゃないだろう」と指摘。「試合の中でやっちゃいけないこと 投げちゃいけない 走っちゃいけない場面がある 勢いがあるのはいいことだ。でも勢い『だけ』じゃダメなんだ」とした。

 球団のレジェンドOBとしての提言。「それをコーチがしっかりと教え 次に繋げてほしい。若手諸君 頼みましたよ!」と期待した。

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