ヤクルト・村上「なりたい自分へ」変化恐れず 栄養士&調理師との“三人四脚”
「DeNA0-9ヤクルト」(14日、横浜スタジアム)
ヤクルト・村上宗隆内野手が待望の今季1号を放った。今季13試合目、54打席目の一発でチームを今季初めての連勝に導いた主砲の裏側をデイリースポーツの担当記者が明かす。
◇ ◇
過去の失敗よりも、未来の成功像を思い描いていた。ヤクルト・村上の言葉は常に真っすぐで、前向きなものばかりに感じる。5位に沈み、一足早くシーズンが終了した昨年10月。栄養士、調理師との“三人四脚”を始めた。
「自分を変えるべきところは何かなと考えた」と、その道のエキスパートの力を借りる選択をした。豊富な知識や助言を聞きながら「血糖値を上げたりとか、いろんな面で響いてくるみたい」と、海藻類や豆を意識的に取り入れるようになった。
また春季キャンプでは長いバットに挑戦するなど、変化や失敗を恐れずに突き進んでいく力もある。「去年感じた課題というよりは、今後自分がどうなっていきたいかを想像しながら練習しています」。見据えるのはなりたい自分、だ。明確な目標があるからこそ、村上は迷わないのだと思った。(デイリースポーツ・松井美里)