柳続投の方が阪神は嫌がったはず 中日・立浪監督の継投策に評論家が迫る「選択が間違っていたとは言わないけど」

 阪神に引き分け、ファンにあいさつする立浪監督(撮影・山口登)
 9回、選手交代を告げる立浪監督(中央)=撮影・山口登
 7回、村松の適時打で生還した中田翔(6)を迎える立浪監督(右端)=撮影・立川洋一郎
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 「中日2-2阪神」(12日、バンテリンドーム)

 四回に中田の内野ゴロの間に1点を先制した中日。連打で無死一、二塁とした場面では、大島に犠打はさせず強攻策で浅い左飛。続く加藤匠にも犠打の指示はなく、右翼への飛球。二塁走者の中田がタッチアップで三進した2死一、三塁から、村松が値千金の左前適時打。だが、続く9番・柳の姿は一塁側ベンチにあった。代打・後藤が二ゴロ。大きな2点目を奪ったのだが、7回2安打無失点、98球の柳からの継投策に出た。

 阪神、広島などでコーチを務めた岡義朗氏は「立浪監督の選択が間違っていたとは言わない。今年も後ろの方程式がしっかりしてるからね」とした上で、「ただ阪神サイドに立てば、7回まで2安打無得点に抑えられていた柳を代えてくれてラッキーだと思ったに違いない。序盤から緩急は効いていたし、走者がいなくてもクイックを使ってうまくタイミングを外していた。僕ならば、得点が入っていようが、いまいが、八回までは柳に託して、九回からマルティネスに任せていたと思う。これは結果論じゃなくて、どうされたら阪神側は嫌だったかという話でね。立浪監督の選択が、今日に限っては阪神にとっては、ありがたい形になった」と話した。

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