DeNA ドラ1・度会の完全復活で貯金3 「調子悪いと思ってなかった」13打席ぶり安打&プロ初タイムリー

 「巨人1-2DeNA」(5日、東京ドーム)

 快音を取り戻したルーキーが、逆転勝利の口火を切った。DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=は六回、1死二塁からプロ初タイムリーとなる同点の適時右前打。前進守備を敷いた一、二塁間をしぶとく破ると、ガッツポーズが飛び出した。

 戸郷の宝刀フォークに初球から食らいついた。「頭の中にはフォークが入っていたけど、その中で真っ直ぐにしっかり対応するイメージ。どっちが来てもしっかり対応できるように、フル集中で待っていた」。一回の中前打もフォークをはじき返し「すごいフォークを投げる投手の方からしっかり2本打てたのは今後の成長に繋がる」と白い歯を見せた。

 開幕カードの広島戦で2戦連続本塁打を放ったが、2カード目の阪神3連戦では12打数1安打。初回の安打は13打席ぶりの「H」ランプ。「自分の中では調子が悪いと思ってはいなかったし、結果としてヒットが出ていなかったけど、考え方も待ち方も悪くないと思っていた」。あくまで心持ちはポジティブに、自身の打撃を貫いた。

 縁の深い東京ドームも後押しした。佐倉シニア時代にジャイアンツカップで優勝し、社会人時代には都市対抗野球大会で頂点。思い出の地で復調の気配を取り戻した。

 貯金3とし、首位をキープ。「貯金とかあんまり僕、分かんないんで」と屈託なく笑い「しっかりと毎日毎日、チームの勝利、チームの優勝に自分の活躍で近づけられるように頑張りたい」とトレードマークの笑顔を満開にした。

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