巨人・阿部監督、菅野に「『いいか』って言ったら『いい』って言ってくれた、後輩思い」 2戦連続負け投手の中川への継投舞台裏明かす
「中日0-2巨人」(4日、バンテリンドーム)
巨人が完封リレーで連敗を3で止め、勝率を5割に戻した。
阿部監督は八回、7回無失点と好投の菅野に代えて左腕の中川をマウンドへ送り出した。中川は2日の中日戦、細川にサヨナラアーチを浴びるなど登板2試合連続で被弾し、負け投手になっていた。
「あれはね、菅野そこまでだったんだけど、なんとかコウタ(中川)に復活してもらいたいから『いいか』って言ったら『いい』って言ってくれたから、後輩思いだなって」と継投の舞台裏を明かした。
その中川は期待に応え、きっちりと無失点で大勢につなぎ、完封リレーを完成させた。
ミス連発で逆転負けした試合後、「野球の神様が怒ったな」と話した指揮官だったが、「完全に流れが向こうだなって思いながら見てたんだけど、それを跳ね返す力をみんな持ってるっていうのは今日分かったはずだろうし、3連敗ずるずるしそうな雰囲気だったけど、こうやって勝つことできたし、僅差のゲーム取れたし、こういうゲームを取っていくとどんどん強くなっていくはず」と手応えをつかんでいた。