日本ハム 新庄流外野守備位置伝達法とは?外野フェンスの広告を利用「僕のイスと広告の文字の間にラインを引いて確認してもらう」迅速かつ的確に指示

 フェンス際から練習を見守る新庄監督(撮影・中島達哉)
 森本外野守備走塁コーチ(右)と話し込む新庄監督(撮影・中島達哉)
 野村(右)に声を掛ける新庄監督(撮影・中島達哉)
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 日本ハムの新庄剛志監督(52)がフェンスの広告看板の文字を利用して外野手の守備位置の指示を伝達する考えを明かした。ベンチの監督席と広告の文字を結んだ直線上を守らせるもので、4日、エスコンでの練習でコーチ陣と確認。5日の西武戦から運用する。

 「僕のイスと広告の文字の間にライン引いて、(外野手に)確認してもらおうかなと思ってる。レフトなら『斎』とか」と例を挙げた。これまでも守備位置修正をベンチから伝達してきたが、「指示のやり取りが遅れたときに『やっぱり』っていうことが何回もあった」と反省。ジェスチャーよりも、例えば「斎」と伝えることで早く的確に修正を図る考えだ。

 この日は練習後、監督室に5台あるテレビを活用して、西武-オリックス戦を中心に2軍の試合も分析した。「打球方向とか、チャンスでこのバッターはどこに狙いにいっているか」をチェック。西武についても「だいたい分かっている」とにやりと笑う。

 他球団の1、2軍の分析は就任から2年間欠かさず行ってきた。監督室ではもちろん、自宅でもiPadとテレビをフル稼働させてきた。データとしてまとめたのではなく、「勘。勘。頭の中全部」と“勘ピューター”にインプットしてきた。

 3月31日のロッテ戦では九回に二塁に就いた奈良間へライナーで試合終了。前夜は同様に九回に一塁に入った細川へのライナーで試合終了。「当たることが多いから、それが信頼にもつながってくる」と自身の分析力に自信。瞬時の指示で、失点を確実に防いでいく。

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