ヤクルトが開幕3連戦勝ち越し 新助っ人ヤフーレが力投6回2失点で初勝利 塩見が今季チーム1号

 「ヤクルト5-2中日」(31日、神宮球場)

 前日に4時間43分の死闘を戦い抜いたヤクルトは、新助っ人のヤフーレが力投を見せた。初登板で初勝利を挙げると、開幕3戦目でついにチーム1号も飛び出した。

 来日初先発となった新外国人・ヤフーレが、初回から拳を握るなど闘志みなぎる投球を見せた。四回には中日の4番・中田に2号ソロを被弾したが、それ以外は持ち味でもある打たせて取った。六回には内野安打2つなどの3連打で無死満塁のピンチを背負ったが、3番・細川を併殺打に。さらに前の打席で本塁打を許していた中田を低めの変化球で空振り三振に斬って取ると大きくほえた。

 ヤフーレは6回を投げ、6安打2失点、4三振で先発としての役割を全うした。

 また30日の同戦で決定打に欠き続けた打線は、初回から一丸となった。1死満塁からサンタナが適時打を放って先制点を奪うと、中村も2点適時打を記録。中日の先発・メヒアの立ち上がりに3得点と攻め立てると、五回には塩見が今季チーム1号となるバックスクリーンへの一発を放った。さらに七回には西川の適時内野安打で追加点を奪った。

 覇権奪還を誓った一年の開幕3連戦は、初戦でいきなり主将・山田がコンディション不良で離脱する苦しいスタートとなったが、全員が一丸で戦い2勝1分の負けなしで、4月2日からの広島3連戦に向かう。

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