落合博満氏「監督は評論家になっちゃいけない」報道対応で「俺は選手を守ってやる」「身内の人はどういう気持ちに」

 落合博満氏
 ベンチで汗を拭く中日・落合監督=2011年8月
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 元中日監督の落合博満氏が27日までに自身のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。監督時代に試合後、メディアに向けてコメントを発する際に「監督は評論家になっちゃいけない」と意識していたことを明かした。

 「オレ流質問箱」のコーナーで「落合さんが監督時代の試合後、コメントが他の監督がしないようなコメントが多かった記憶があります。ああいうコメントは考えてしていたのでしょうか?それとも自然に出ていたのでしょうか」と視聴者からの質問があった。

 これに「監督は評論家になっちゃいけない」と回答した落合氏。「ゲームをいちいち解説するってことはない」と前置きした上で「俺は『選手を守ってやる』っていうことを選手の前で大見えを切ってしゃべっているので。一挙手、一動、選手が失敗した成功したってことは、褒めもしなければ、けなすこともしなかった」と振り返る。

 その理由が「けなして次の日、新聞に載ったらそれを見ている身内の人はどういう気持ちになるのか。あえて触れなかったというのはあります」と落合氏。選手の失敗に対して批判的なコメントをすれば、選手の家族、親族、関係者が傷つく可能性がある。そこまで見越した上で、落合氏は選手を称賛することも非難することも控えていたという。

 また「試合後の新聞記者のコメントって言うのは、『おまえ、自分で考えてもうちょっとまともな質問しろよ』っていうのが多かったので。2度、3度、同じ質問をされるっていうことに関しては答えることもしなかった」と明かした名将。「それだけ自分たちで考えなさいよっていうことでしゃべってはいました」としつつも「多くを語るとボロが出るので、短めに、短めに、っていうのを考えながら接していたのが本音です」と語っていた。

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