阿南光に吉兆データ後押し 徳島県勢センバツ初戦2桁得点→全て優勝 新基準バットも高橋監督「芯にいかに的確に当てるか」

 「選抜高校野球」(24日、甲子園球場)

 天候不良で1回戦1試合と2回戦2試合が25日に順延となった。2日連続で全試合が中止となるのは2010年以来、14年ぶりで、準決勝、決勝の間の休養日が消滅する。6校が室内練習場で調整し、阿南光は初戦・豊川戦を2桁安打&2桁得点で勝利。徳島県勢が春初戦で2桁得点勝利した過去2度は優勝という吉兆データの後押しを受け、聖地に旋風を巻き起こす。

 徳島県勢がセンバツ初戦で2桁得点をたたき出すと優勝する。部員全員徳島県出身の地元集団・阿南光に強烈な追い風が吹いている。

 初戦の豊川戦は今大会から導入された新基準の低反発バットを駆使して10安打を放ち、ここまで登場した30校の中で最多の11得点を挙げて勝利。公立校らしからぬ強打で快音を響かせた。春初戦の2桁得点は県勢3度目で、1947年の徳島商、「やまびこ打線」と呼ばれた87年の池田の過去2度はいずれも優勝。高橋徳監督(41)は「低い弾道でヒットが出ている。うまくいった」と手応えをにじませる。

 今オフは1キロを超えるマスコットバットに長尺バット、直径がゴルフボールほどの極細バットなどを振り込んでスイング力と対応力を強化。指揮官は「芯にいかに的確に当てるかというのが大事」と飛ばないバット攻略のコツを語った。

 室内練習場では、2回戦・熊本国府の投手のフォームを模した打撃投手を相手に打ち込み、準備を整えたナイン。“シン・やまびこ打線”で初の頂点へと駆け上がる。

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