甲子園の「低反発バット」が話題に【解説】11回の開幕戦は長打わずか1本 ネット「想像以上に低反発」と驚きも「私は賛成」の声 選手、監督も印象語る

 5回、関東第一・坂本は左前に適時打を放つ(撮影・佐々木彰尚)
 8回、関東第一・高橋は遊撃適時内野安打を放つ(撮影・佐々木彰尚)
 7回、八戸学院光星の代打・小笠原は右前に適時打を放つ(撮影・佐々木彰尚)
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 「選抜高校野球・1回戦、八戸学院光星5-3関東第一」(18日、甲子園球場)

 センバツでは史上初の開幕戦タイブレークに突入。八戸学院光星が関東第一に競り勝ち、初戦を突破した。

 熱戦に注目を集める一方で、ネットでは「低反発バット」がトレンド入り。開幕戦から、今年導入された新基準バットが話題を集めた。

 八戸学院光星は好左腕の洗平が9回2失点、関東第一は畠中が7回1失点と力投。互いに投手が踏ん張ったが、長打は八回に関東第一・越後が放った左越え二塁打の一本だけだった。

 これには試合中から「飛ばない」、「想像以上に低反発」、「飛距離もそうだけどゴロになると打球が死んでる」、「打球が上がらない」などの声が上がり、「低反発バット」がトレンド入り。ただ、安全性を考慮しての導入ということで、「私は賛成」、「いい選択」という声も多く、「ミスが今まで以上に負けに」、「投高打低とか言われそうだけど元々好投手が多い」などの声も寄せられた。

 低反発バットについて、関東第一の高橋主将は「芯で捉えなきゃ飛ばない印象です」語り、八戸学院光星の洗平は「詰まった打球は本当に飛ばない。芯を捉えると頭を越えてしまうのがある。判断ミスとか起きやすいと思う」と語った。

 ◆新基準バット…今春から導入された金属バット。2019年に反発性能の見直しに着手されたもので、打球による投手の受傷事故の防止や、打高投低での球数増加による投手の肩、肘の負担軽減などが目的。最大直径67ミリから64ミリと細くなっただけでなく、打球部の金属は従来の3ミリから4ミリに厚くなり、反発性能が抑えられたものとなる。

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