「練習試合、西武２－６ロッテ」（３日、春野総合運動公園野球場）

　ロッテ・佐々木朗希投手（２２）が、今季２度目の実戦マウンドに上がり、２回２安打１失点、２四球。最速は１５７キロをマークし、「中身だけ見たら荒れちゃって良くないところもあったけど、感覚自体は徐々に良くなっていると思う」と、爽やかに振り返った。

　初回は制球に苦しんだ。先頭・西川にいきなり中前打を浴びると、続く源田には４球目でこの日の最速１５７キロ直球を投げ込むも四球。無死一、二塁とピンチを背負うと、アギラーには１５４キロ直球を先制の中前打とされた。続くコルデロにも四球と４者連続出塁を許した。

　だが、ここからは修正能力の高さを見せた。ブランドンは併殺打、外崎も左飛。０－１の二回には、直球を軸に三者凡退。ただ、「真っすぐはコントロールできなかった。今日はもっと変化球を投げるつもりだったけど、真っすぐをしっかり投げないとと思って、割合を増やした」と反省点も挙げた。

　２月２９日には、昨年３月のＷＢＣでともに戦ったドジャースの大谷が電撃結婚を発表した。佐々木は「年下なので、控えめに…」と小さく祝福。「一緒のチームで戦って、いろんなところですごさを見られたので、野球選手としてすごく勉強になったし、モチベーションにも影響する」と尊敬のまなざしを向けた。

　開幕３戦目、３１日・日本ハム戦での先発が決まっている右腕。初めて開幕を本拠地・ＺＯＺＯマリンスタジアムで迎える。「開幕まで残り試合も少なくなってきたので、なるべく早く状態を上げて、いいパフォーマンスをできるように」と力を込めた。