ロッテ 本前がアクシデントで緊急降板 投球動作中に左肩付近痛めたか 救急車到着で球場は騒然 上腕骨螺旋骨折と診断

 「練習試合、ロッテ-楽天」(20日、糸満市西崎総合運動公園野球場)

 2番手として、3-0の3回から登板した本前郁也投手(26)が左肩付近を負傷し緊急降板した。

 先頭・岡島から連打を許し、無死一、二塁で迎えた鈴木への初球がすっぽ抜け、バックネットに投げつける形となった。その瞬間、本前は左肩を抑えマウンドにしゃがみ込んだ。ベンチからは小野投手コーチとトレーナーが駆けつけ、そのままトレーナーに肩を抱えられベンチに戻り交代となった。球場には救急車が到着し、球場は騒然となった。

 試合後、吉井監督は「上腕骨螺旋骨折です。酷い大けがになっているので、しばらく長期の離脱になります」と説明。先発陣に故障者が相次いでいるが「いない人はいない人で仕方がないので、いる人で頑張っていきます」と前を向いた。

 本前は19年度育成ドラフト1位でロッテに入団。2年目の21年に1軍キャンプに抜てきされ、結果を出して支配下登録を勝ち取った。同年にプロ初勝利をマークし、翌22年は3勝を記録。飛躍が期待された昨季は1軍登板わずか1試合に終わっていた。

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