巨人・阿部監督「別に勇人にバントをやらせようとは思っていないので」通算87犠打の坂本にサインを出さない方針を明かす

 「練習試合、巨人11-3サムスン」(18日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 新生・阿部巨人が足技、小技を絡めて得点を重ねた。初回1死から四球を選んだオコエが二盗。二回2死でも中前打で出塁したドラフト4位の泉口(NTT西日本)が二盗を決め、その後の中前打で生還。五回無死一、二塁では吉川がセーフティーバントを決めて満塁のチャンスを整え、逆転劇のお膳立てを整えた。

 阿部監督は「多少ね、僕がどういう野球をやりたいかというのはね、見ている皆さんも分かったんじゃないでしょうかね、はい」と切り出し、長打や本塁打だけに頼るのではなく、細かいプレーの集積で相手が嫌がる得点を奪う攻撃スタイルを用いることを示唆した。

 また、今後の試合においても犠打や進塁打を求めていくのはという問いに対し、「別に勇人にバントをやらせようとは思っていないので。今日試合に出た人はそういうのが必要な選手だからこそ、出していると思うので。それは僕からのメッセージと受け取ってほしいなと思いますね」と話し、今季から三塁に本格的転向するプロ18年目の坂本に関して送りバントのサインを出すことはないとし、勝負強い打撃で得点を呼び、勝利を運ぶ役割を期待した。

 坂本は昨年までの17年間で87個の犠打を決め、昨年も3個決めている。

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