日本ハム・郡司が開幕スタメンアピール弾「打ちまくって首脳陣が使わざるを得ないってぐらいまで」捕手、一塁、三塁の3刀流で

 元気よく引き揚げる郡司(撮影・佐々木彰尚)
 7回、郡司は左中間に3ランを放つ(撮影・佐々木彰尚)
 7回、郡司は左中間に3ランを放つ(撮影・佐々木彰尚)
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 「練習試合、サムスン1-13日本ハム」(12日、ONNA赤間ボール・パーク)

 日本ハムの郡司裕也捕手(26)がダメ押しの一発で開幕スタメンへ大きくアピールした。六回の守備から捕手で出場。七回、1死一、二塁の好機にこの日の初打席を迎え、左中間席へ手応え十分の3ランを放った。

 「久々に大きい当たり打てたので、自信にしたいと思います」と笑顔。対戦経験のない投手だったが「変化球でカウントとりそうだなっていうのが頭にあったので。ど真ん中に甘いカットボールがきたので打てたっていう」と捕手らしい読みの一打を振り返った。

 オフの間に長打力を身につけるため、「強い打球と速い打球速度を心がけてやってきた」と明かす。打撃練習での平均打球速度は昨季の150キロ台前半から150キロ台後半までアップ。実戦での結果に繋げている。

 本職は捕手ながら、一塁も兼務。今キャンプから三塁にも挑戦する。「ポジションが定まってない以上、打ち続けないと。結果を出し続けることに意味があるかなと思います」。これで実戦6試合中5試合で安打を記録。新庄監督も「郡司君は打つね」とご満悦だ。

 昨季シーズン中に中日から移籍して、出番は格段に増えた。複数ポジションに挑戦し、さらに出場機会を増やす思い。「開幕戦でキャッチャーで出たいっていうよりは、どこかしらで出たいっていう思いが強いですね」と言う。そのためにも、アピールポイントは打撃。「自分でこじ開けていくしかないと思うんで、打ちまくって首脳陣が使わざるを得ないってぐらいまでしたいと思ってます」と話した。

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