DeNA自由契約のバウアー 炎上騒動を謝罪「苦痛を与えるつもりは全くありませんでした」

 DeNAから自由契約となっているトレバー・バウアー投手が21日、自身のYouTubeのコメント欄で、ネットでの炎上騒動を謝罪した。

 バウアーは、日本での交通事故を巡り実刑判決を受けた米兵の知人男性が今月12日に仮釈放されたことを受け、男性のSNSに「おかえり」とコメント。このコメントに対しては多くの日本人がネットで反応し「非常に残念」、「失望した」などと炎上していた。

 バウアーのコメントは以下の通り。

 「日本の皆さんが傷ついた理由が分かります。起こった事故は恐ろしい悲劇であり、私の心は命を落とされてしまった日本人のご家族と共にあります。彼らは罪のない犠牲者です。

 数年前、突然父親が居なくなったことを悲しんでいたリッジの子供たちを少しでも明るくする手助けをしてほしいと頼まれました。彼らはドジャースのファンで、その時に動画を送りました。

 この事件とその後の出来事に関するメディアの報道は、日米で大きく異なるようですが、ともかく、私のコメントが無神経に映ったことは理解しております。おかえりなさいと言ったのは、ただお父さんが恋しい子供たちの気持ちになって考えたからです。日本国民や愛する人を失った家族に苦痛を与えるつもりは全くありませんでした。深くお詫び申し上げます。

 私は日本で素晴らしい時間を過ごした。人々とこの国を心から愛している。」

 事故は2021年5月、静岡県富士宮市で発生。22年7月、米海軍兵のリッジ・アルコニス受刑者が3人を死傷させたとして自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で禁錮3年の判決を受けた。受刑者は昨年12月に日本から米国へ移送され、今月12日に仮釈放された。

 一審判決によると、受刑者は運転中に眠気を催して駐車場に突っ込み、刑が確定。受刑者側は事故前に富士山を訪れ高山病になったと主張していた。

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