日本ハム・宮西「50試合投げて貢献したい」昭和な自主トレで地道に走り込み 復活の1年に「ホンマにチャンスは少ない」

 自主トレを公開した宮西は走り込み中心のメニューをこなす
 自主トレを公開した宮西
 宮西(左)が自主トレを公開。堀(右)、山本晃とともに走り込み中心のハードなメニューをこなし荒く息をつく
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 日本ハムの宮西尚生投手(38)が10日、兵庫県芦屋市内で合同自主トレを公開。今季の目標を「50試合登板」とした。

 こだわりの数字が「50試合」だ。入団直後、今季から入閣した武田久投手コーチに「リリーフは50試合登板が基盤になる」とアドバイスを送られた。その言葉を胸に入団から14年連続50試合登板を続けてきた。22年は24試合、昨季は31試合と2年間は届かなかった数字。「50試合をしっかりと投げて、チームに貢献したい」とこだわりの数字を復活の印する思いだ。

 自主トレでは例年、ランニング中心のメニューを消化してきた。この日も100メートルのインターバル走15本をこなすなど、愚直に走り込んだ。「走り切れる、全部出し切るっていうのは自分との戦いやと思うから。精神的な辛さもこういうので乗り越えられる」と昭和な練習で追い込んで、キャンプ、シーズンに備える。

 キャンプ初日の2月1日にブルペン入り、照準は開幕戦に合わせる。「ホンマにチャンスは少ないから。もうこの年になってくると。初めから飛ばしてそのまま走りきるぐらいの覚悟でいないといけない」と言う。まずは残り7と迫った前人未踏の400ホールド。その先に50試合登板。鉄人は復活を遂げる1年にする。

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