ロッテ 場内アナウンス担当を引退した谷保恵美さんが引退会見 「マリンスタジアムに通った33年間を思い出した」

 ロッテの場内アナウンス担当を今季限りで引退した谷保恵美さんが20日、最終出勤日を迎え、ZOZOマリンスタジアム内で“引退会見”を行った。この日は球場の周りを歩いて景色を懐かしんだといい「マリンスタジアムに通った33年間を思い出した。雨の日も風の日も通った道のりを、もう通わないのかなと寂しくなりました」と話した。

 33年間の中で一番印象に残った試合は「いっぱいあるので挙げきれないんですけど…」としながらも、「最後の担当となった、通称“幕張の奇跡”。マリーンズファンとチームの皆さんの笑顔をたくさん見られたので、最高に幸せな試合でした」。ソフトバンクとの10月16日のCSファーストS、最終戦。0-3の延長10回から藤岡が同点3ランを放ち、サヨナラ勝ちでファイナルSに駒を進めた劇的な一戦を挙げ「自分のことだけを考えると、すてきなプレゼントをもらったように感じました」と笑った。

 “第2の人生”に向けては「何をするにもイチからですが、一生懸命やれば道は開ける。年を取っても頑張っていきたい」と、笑顔でZOZOマリンスタジアムに別れを告げた。

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