ＤｅＮＡが、ソフトバンクから戦力外通告を受けた森唯斗投手（３１）を獲得することが１６日、わかった。またオリックス戦力外の中川颯投手（２５）、巨人戦力外の堀岡隼人投手（２５）も獲得。近日中にも発表される。

　悲願のリーグ優勝を目指し、戦力補強の第一弾は抜群の実績を誇る右腕の獲得だ。森は新人の１４年から７年連続５０試合以上の登板するタフさを兼ねそろえ、１８年には守護神に抜てき。３７セーブを挙げて自身初のタイトルも獲得すると、同年から３年連続３０セーブも達成。常勝軍団の抑えとして培ってきた経験値は計り知れない。

　また本格的に先発転向を果たした今季は、ウエスタン・リーグで１２試合で５勝５敗、防御率１・５４の成績を残した。中継ぎ補強が急務のチームだが、エース・今永はポスティングシステムを利用したメジャー挑戦を表明し、バウアーも来季の契約が流動的。先発としても起用法が広がる右腕の獲得は、来季こそ目指す頂点への道しるべとなる。