ロッテ・吉井監督「先発が足りなかった」「短期決戦ではキツイなと」ベンチ入りの佐々木朗は「使う気なかった」

左翼席へのあいさつを終え、引き揚げる吉井監督(右)と佐々木朗(17)、藤原(1)らロッテナイン
オリックスに敗れ、左翼席にあいさつする吉井監督(中央)ら
7回、登板する坂本(右)にボールを渡す吉井監督(右から2人目)
3枚

 「CSパ・ファイナルS・第4戦、オリックス・バファローズ3-2千葉ロッテマリーンズ」(21日、京セラドーム大阪)

 リーグ3連覇を果たしたオリックスに敗れたロッテ・吉井監督は開口一番、「先発が足りなかった。短期決戦でこういう戦い方はキツイなと思いました」と語った。

 ファーストSを劇的なサヨナラ勝ちで勝ち上がったものの、佐々木朗、西野、小島の3本柱を使い切っていたため、ファイナルSで起用することができず、前日20日は先発に沢村を立てるブルペンデーになるなど、先発投手のやりくりに苦労した。

 この日、佐々木朗希投手をベンチ入りさせたことについては「ゲームでは全然使う気はなかったです。このゲームの、ブルペンの雰囲気を味わってもらって、彼は先発しかしたことなかったんで。ブルペンではどういうことが起こっているかということを見てもらいたくてベンチに入れました。ポストシーズンの重みも感じてもらいたかったので」と説明した。

 今季はこれで終了となったが「どこに負けても負けは負けなんで。自分たちが何が足りなかったか。逆に何ができたか。それを次のシーズンまでにみんなで振り返ってもらって、次に生かしたいなと思います」とオリックスの4連覇を止めるべく、来季のリベンジを誓っていた。

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