ロッテ・吉井監督 九回“ダブル代走”の勝負手で逆転勝ち「うちの今の投手事情を考えると延長になると絶対に無理なので」

 逆転勝ちしハイタッチでナインを迎える吉井監督(左から2人目)
 9回裏を無得点に抑えて吠える益田
 勝利を決めてタッチを交わす山口(右端)らロッテナイン(撮影・堀内翔)
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 「CSパ・ファイナルS・第2戦、オリックス・バファローズ5-6千葉ロッテマリーンズ」(19日、京セラドーム大阪)

 ロッテは土壇場九回に執念の逆転勝ち。アドバンテージを含めて、1勝2敗とした。

 九回は先頭角中が四球で出塁。代走・和田が果敢に二盗を決め、安田がこの日2本目の適時打を放ち追いついた。ここで安田にも代走・小川を起用。犠打で1死三塁とし、代打・山口の犠飛で決勝点をもぎ取った。

 勝負の采配がはまり、会心の逆転勝利。吉井監督は立て続けに2人の代走を送った采配について、「うちの今の投手事情を考えると、延長になると絶対に無理なので。あそこで決めなきゃ、という感じでした」と振り返り、二盗を決めた和田を「よく走ってくれた」と称賛した。

 CSファーストS・ソフトバンク戦も総力戦で突破。20日の第3戦でも中継ぎの沢村が先発し、ブルペンデーとなる。指揮官は「みんなその場面で自分の投球をしてくれたら。野手は引き続き高い集中力で、積極的にハッスルプレーをしてほしいと思います」と鼓舞した。

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