巨人が血の入れ替え断行 中島宏之、三上朋也、鍵谷陽平、高木京介ら7人に戦力外通告 育成含め第1次期間で大量14人に戦力外

 巨人は13日、高木京介投手(34)、田中豊樹投手(29)、香月一也内野手(27)、堀岡隼人投手(25)、中島宏之内野手(41)、三上朋也投手(34)、鍵谷陽平投手(33)の7人に来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。

 チーム最年長の中島は巨人で5シーズン目となった今季はわずか8試合出場にとどまり、打率・278で本塁打、打点はなし。西武、MLB挑戦、オリックスを経て2018年に加入。通算1928安打と2000本まであと72本に迫っている。

 三上は昨年オフにDeNAを退団し、巨人に育成契約で入団。今年5月に支配下登録された。22試合に登板し、0勝1敗、7ホールド、防御率は4・60だった。

 鍵谷は19年途中に日本ハムから巨人に移籍。21年には59試合に登板するなど中継ぎとして5年間で166試合に登板し10勝3敗。プロ通算では11年間で419試合に登板し、25勝15敗84ホールド7セーブ、防御率3・46をあげている。今季は13試合に登板。2勝をあげ、防御率は3・18だった。

 高木京は11年ドラフト4位で巨人に入団。1年目の12年には34試合に登板し、2勝0敗10ホールド1セーブをマーク。左の中継ぎとして存在感を示していった。16年に野球賭博問題に関与していたことが発覚し、契約を解除されたが、17年に育成選手として巨人と再契約。19年には自己最多の55試合に登板し、チームを支えた。20年、22年と育成契約となり、支配下として入団した選手で初の3度の育成落ちを経験。今季は7月に支配下登録されたが、1試合の登板にとどまった。

 田中豊は19年に日本ハムを自由契約となり、トライアウトを経て、巨人に入団。20年、21年と30試合以上に登板し、ブルペンを支えた。今季は15試合に登板し、0勝1敗。防御率は4・09だった。

 香月は20年9月に沢村拓一とのトレードで巨人に移籍。21年には39試合に出場し、打率・203、3本塁打6打点を記録したが、今季は1軍出場はなかった。

 堀岡は16年に育成ドラフト7位で入団。17年に右肘のクリーニング手術を受けたが、19年に2軍で頭角を現し、7月に支配下登録に。20年には初ホールドを記録した。21年終了後に育成として再契約。今年3月に再び支配下に。2軍では5勝1敗8セーブで防御率1・87の成績だったが、1軍では今季は3試合登板、防御率は13・50だった。

 巨人は5日に19年ドラフト2位の太田龍ら育成6人に戦力外を通告。11日には同じく育成のホセ・デラクルーズに戦力外通告を行っており、この日終了する第1次の戦力外通告期間で14人に戦力外を通告。2年連続Bクラスに沈み、原監督が辞任。コーチはこの日までに5人が退任した。来季は阿部新監督のもとで再スタートを切る中、血の入れ替えに踏み切った印象だ。

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