ロッテ・小島 左脚つるアクシデントもなんの 7回無失点で自己最多タイ10勝目&3年連続規定投球回達成

 1回、岡島を併殺打に打ち取ってピンチを脱し、ガッツポーズの小島(撮影・西岡正)
 楽天打線を相手に力投する小島(撮影・西岡正)
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 「東北楽天ゴールデンイーグルス0-5千葉ロッテマリーンズ」(10日、楽天モバイルパーク)

 ロッテは、CS出場争いの大混戦を勝ち抜き、2位に食い込んだ。今季最終戦ともなった一戦で、開幕投手も務めた小島が7回6安打無失点の好投。自己最多タイの10勝目を挙げ、3年連続の規定投球回を達成した。「最後勝てたので、本当にこれ以上はもうないので。よかったです」と振り返った。

 初回からピンチを背負った。1死から安打、四球。さらには中村奨の捕球ミスも重なり、満塁となった。だが、最後は岡島を遊撃への併殺打に仕留め、無失点。雨天中止となった9日の練習後に「初回からフルパワーで」と話していたように、渾身(こんしん)のガッツポーズが飛び出した。六回まで毎回安打を許したが、要所を締めた。

 七回に1死を奪った直後には左脚がつるアクシデントも。「言わないで投げようかなと思った。でもちょっと考えて、僕のわがままで試合をどうにかできるようなあれではないなと思った」。マウンドには黒木コーチが駆けつけた。だが、「軽症だった」と七回を投げきり、最後は代打・伊藤裕を空振り三振に仕留めた。

 吉井監督は「今日は小島が頑張ってくれた。今日は本当にしっかりエースらしい投球をしてくれたのでこのまま、成長してほしい」と左腕の活躍をたたえた。

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