高木豊氏が振り返るDeNA創成期、筒香の処遇でフロントと大げんか、異端児3人衆で「組閣失敗」

 元DeNAのヘッドコーチで野球評論家の高木豊氏が10日、自身のYoutubeチャンネルを更新。戦力外通告の舞台裏の話題から、自身がコーチを務めたDeNAの創成期を振り返った。

 高木氏は、中畑清監督の下、2012、13年にヘッド、チーフコーチを務めた。投手コーチだった友利結(デニー友利)氏、打撃コーチだった波留敏夫氏と「異端児3人衆」だったという高木氏。それぞれがフロントなどに意見し、時にあつれきもあったため「中畑さんは大変だったと思う」と話した。

 高木氏は、当時売り出し中の筒香嘉智を2軍降格させたいと提案した際、集客力の側面から反対意見に直面。「“ある人”から呼ばれて、オレに逆らう気か」と言われ「おまえ、ど素人だろ」「よく覚えておけ!」「こっちのセリフだ!」と激しい応酬を繰り広げたことを明かした。

 「(結果的には)打った方が集客できる。成長過程だったから、一度落としてリフレッシュさせた方がいいと思った」という高木氏の意見は通らず、筒香は残留。しかし、「そのうちに(2軍に)落ちた。どういう気持ちで筒香がやっていたかわかるのかと思った」と憤ったという。

 同様に友利氏、波留氏も上層部とやり合ったため「組閣失敗だね。異端児3人衆に中畑さんは悩んでいたと思う」と苦笑い。それでも当時は「中畑さんが守ってくれた」と感謝した。「みんな戦っていた。よりよくなるために。その手法が違っていた。そんな戦いがあって今のDeNAがある」と球団黎明(れいめい)期の思い出を語っていた。

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