ドラフト候補の明大・村田を5球団スカウトが視察 右肩違和感から復帰し6回5安打無失点「回復はしています」

 東大戦に先発し力投する明大・村田賢一(撮影・西岡正)
 東大戦に先発し力投する明大・村田賢一(撮影・西岡正)
 初戦に勝利し、スタンドにあいさつする明大・村田賢一(左から2人目)と石原勇輝(同3人目)=撮影・西岡正
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 「東京六大学野球、明大3-0東大」(9日、神宮球場)

 開幕し、4季連続優勝を目指す明大が東大に先勝した。5球団のスカウトが視察する中、今秋ドラフト候補に挙がる村田賢一投手(4年・春日部共栄)が先発し、6回5安打無失点。二回以降は毎回走者を背負ったが、「真っすぐでとにかく押していきたい気持ちはあったので、そこがまず今日一つテーマであって、カットボールだったりを試していけた。ランナーを出しながらだったけどよかったかな」と粘り強く投げ込んだ。

 8月下旬に、肩に違和感を覚え、「リーグ戦に合わせるために少し休みをもらった」とその後のオープン戦では2、3イニングの登板で調整。違和感が出てから最長となる6イニングを投げ「違和感が出る前と変わらず投げられたので、回復はしています」ときっちりと役割を果たした。

 打線は、三回1死から1番・飯森太慈外野手(3年・佼成学園)が敵失で出塁すると、続く2番・直井宏路外野手(3年・桐光学園)がリーグ初本塁打となる右越え2ランで先制。直井は「村田さんが良いピッチングをしてくれていたので、早めの援護ができてよかった。ホームランバッターじゃないので少し上がりすぎたかなと思ったけど入ってよかった」と笑顔を見せた。

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