高木豊氏が中日・根尾を一刀両断 「たぶん難しい」「ただ投げてるだけ」「意図が伝わってこない」
元DeNAヘッドコーチの高木豊氏が7日、自身のユーチューブ「YUTAKA TAKAGI」を更新し、今季1軍登板のない5年目の中日・根尾昂投手(23)について、「ただマウンドで投げてるだけ。意図が伝わってこない」と一刀両断した。
根尾は7日現在、1軍出場がなく、2軍で20試合に登板して0勝4敗、防御率3・05の成績で、直近では2日・阪神戦で六回途中6失点で降板している。
高木氏は「2段モーションにして、ひねりも加えてるんだよね。えっ、野茂にしては細いなと」と投球フォームに驚き、制球面の乱れが目立つ投球内容については「ピッチャーの基本はコントロール。真っすぐのキレとコントロール。これが身に付かないと、たぶん難しいと思う。制球のばらつきがありすぎだよね。甘いボールも多いし」と、今のままでは投手として大成することは厳しいとの見方を示した。
さらに一球一球の投球に目を凝らしていくと「意図して何をやっているかという意図が分からない。力一杯投げることに焦点を置いてやっているのか、それともコントロールなのか。意図が伝わってこない。ただ、マウンドで投げてるだけという感じがする。何を目的としているのか」と見ている側に狙いが伝わらず、漠然と投げ続けているという印象を受けたという。
その上で高木氏は根尾が投手として成長するためには「もう少しコントロールを身につける。アウトローに3球(続けて)投げるような努力をさせる。ちょっと時間はかかると思うけど、あと2年ぐらいで制球のいいピッチャーにね。外に3球投げたら2球はストライクいっぱいのところに来るような教え方をするかな」との見解を示した。