プロ17年のロッテ・角中 初のサヨナラ弾で2夜連続の逆転勝利に導く「打った瞬間いくと思った」
「千葉ロッテマリーンズ2-1福岡ソフトバンクホークス」(24日、ZOZOマリンスタジアム)
劇的弾に歓喜のウオーターシャワーが降り注いだ。ロッテ・角中がプロ17年目で初のサヨナラ弾となる、逆転2ラン。「半分負けたと思っていた。本当に打てるとは思わなかったです」。値千金の一発で、チームを2夜連続のサヨナラ勝利に導いた。
1点を追う九回2死一塁。吉井監督が「ベテランで勝負強さがある。一択です」と信頼の厚い36歳に託した。角中はオスナの投じた152キロ直球を強振。「打った瞬間いくと思った」。放物線を確認すると、祝福の花火を背に右拳を掲げ、ダイヤモンドを一周した。
最後はヘッドスライディングでチームメートが待つ本塁へ飛び込み、水しぶきが舞った。頼れる男がつないだ3連勝。貯金を今季最多の13とし「1個も落とせないという気持ちでやっている」。この先も力強く戦い続ける。