「ロッテ２－４楽天」（１７日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　楽天・安楽が２回２／３を無失点に抑える好投で今季初勝利。「いい結果が出てよかった」と安堵（あんど）の表情を浮かべた。

　難しい場面で出番はきた。三回、１点を勝ち越され、なおも１死二、三塁のピンチ。山口を三振に仕留めると、安田も中飛に抑え、見事な火消しを見せた。さらに四、五回も続投し走者を出さない完璧な投球。リズムを作り味方の逆転を呼び込んだ。

　リベンジに燃えていた。１５日の同戦で２点リードの八回、２死満塁で登板すると、押し出しの四球に加え暴投。さらに適時打を許し、ピンチを乗り切ることができなかった。「こないでやらかしてる中で、ああいう場面で上げてもらったことを意気に感じました。ここで無理なら、今年は無理だってくらい腹くくってマウンドに上がりました」。強い思いを投球にぶつけた。

　「後半戦苦しい時に安楽頼んだって言われるように。そこで力を発揮できるように頑張りたい」。イヌワシ軍団の鉄腕は後半戦もフル回転の覚悟だ。