巨人 ロッテからトレード加入の小沼が入団会見「小沼が入って良かったと言われるように」大塚副代表「大化けするんじゃないかと」
ロッテから巨人にトレード移籍した小沼健太投手(25)が4日、都内の球団事務所で入団会見を行った。オレンジ色のネクタイを着用して会見に臨んだ右腕は「後半戦大事と思うので、優勝した時に小沼が入って良かったと言われるようになります」と決意した。
トレードを「聞いたときはびっくりしました」という右腕。189センチの長身から投げ下ろす力強い直球が魅力で、「強気なピッチングを見ていただきたい。強い姿勢はセールスポイントとだと思うので、ファンの皆さんの前で出せるようにしていきたいと思います」と意気込んだ。
会見に同席した大塚副代表は「ブルペン強化も元々あるが、小沼くんの場合はファームの試合で1年目から見ていて、伸びしろがある。今年の交流戦で(巨人戦に)投げたときに角度があって、もしかしたら大化けするんじゃないかと思った。8、9月が勝負、ピッチャーがへばってくるということでブルペンを強化したかった」と話し、期待を寄せた。
小沼は2020年育成ドラフト2位でロッテに入団。22年開幕前に支配下昇格を果たすと、その年は21試合に登板した。今季はここまで4試合の登板。通算では25試合で1勝1敗、防御率6・68の成績を残している。
巨人とロッテの両球団は3日に石川慎吾外野手と小沼健太投手のトレードを発表。救援強化を狙う巨人と長打力のある打者を求めるロッテの思惑が合致した形となっていた。巨人のトレードは5月の広岡と鈴木康の交換トレード以来、今季2度目となった。