オリックス・山本由伸が粘りの投球で連敗ストップ リリーフ陣もリードを守り今季2勝目「粘ることに集中して」

力投する山本(撮影・北村雅宏)
6回、右前打を放った杉本は拳を突き上げる(撮影・北村雅宏)
 勝利を収め、山本とタッチを交わす中嶋監督(左)=撮影・北村雅宏
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 「オリックス3-2ロッテ」(29日、京セラドーム大阪)

 オリックスの山本由伸投手が粘りの投球で6回を1失点にまとめ、チームの連敗を2で止めた。

 立ち上がりから走者を背負う苦しい投球内容だった。初回、いきなり先頭に四球を与え、井上に適時二塁打を浴び先制点を失った。それでも以降は走者を置いてからの投球が光った。

 「しっかり気持ちを入れて投げようと思った。何とか粘って、切り替えて投げられたことがよかった」と三者凡退のイニングは二回のみだったが、丁寧に我慢強くボールを低めに集めた。味方打線が三回に逆転すると、きっちりゼロを並べたエース。ここ2試合は連敗を喫し、前回登板では八回途中で11安打を浴びた。「とにかく無失点で粘ることに集中して」と相手にホームを踏ませず、2勝目の権利を手にマウンドを降りた。

 リリーフ陣も1点こそ失ったが、味方の好守にも支えられ1点のリードを守り切った。山本は自身の連敗も止めて今季2勝目。「気を引き締めて投げられました。全員が必死に戦ってますし、これからも全員で戦って行けたら」と頼れるエースが仕事を果たした。

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