ロッテ・佐々木朗希 3失点も粘りの投球が成長の証 吉井監督も評価「六回で終わりかなと思いましたけど」

 ナインを迎える佐々木朗(中央)=撮影・山口登
 7回、佐々木朗(中央左)は森に死球を与えピンチを迎え顔をしかめる(撮影・山口登)
 試合に勝利し、吉井監督とタッチをかわす佐々木朗(左)=撮影・石井剣太郎
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 「オリックス3-4ロッテ」(28日、京セラドーム大阪)

 ロッテの佐々木朗希投手が先発し、7回106球を8安打3失点、8奪三振と粘りの投球を見せた。先制を許したがしっかり立て直し「試合の中で修正して、最後良い形でおわれてそこは次につながるかなと思います」と話した。

 序盤は制球がばらつき、初回1死から宗に右中間二塁打。2死二塁からは森に先制の右翼線適時二塁打を浴びた。今季初失点を喫し、開幕から20イニング連続無失点は途切れた。四回にも2安打と死球でさらに2点を失った。

 だが、“令和の怪物”は、ここから球威が増していく。0-3の五回に、味方打線の奮闘で勝負が振り出しに戻ると、五回一死一塁。杉本に投じた初球で公式戦自己最速となる165キロを計測。球場はどよめいた。

 さらには、六回2死での茶野への初球、七回1死一塁の中川への2球目、七回2死一、二塁での森の3球目で165キロ。計4発で驚異の数字をたたき出した。「同点にしてもらったので、勝ち越しを許さないように気持ちを入れ直した」と意地の投球を見せた。

 吉井監督は「ちょっと変化球がいつもより不安定だった。六回で終わりかなと思いましたけど、七回まで粘ってくれて助かりました」と振り返った。

 今回の登板での球数は、100球が目安だったが「これから115位までは伸ばしていきたいと思っている。どんどんスタミナも付いてくるんじゃないかなと思います」と今後のプランも明かした。

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