「顔面スライディングで自分に喝を入れた」楽天・流血の辰己が追撃の3ラン 執念ヘッドで出場続行
「ソフトバンク5-3楽天」(27日、ペイペイドーム)
楽天・辰己涼介外野手は、顔面から流血しながらプレーを続け、執念の3ランを放った。
4点を追う七回、2死一、二塁から右翼席へ2号3ラン。1点差に詰め寄る追撃の一撃を放った。「シンプルに痛かった。顔が痛かったです。特になにも考えず」と振り返った。
顔面を負傷したのは五回だ。2死一塁で、一走の辰己は盗塁を試みた。しかしヘッドスライディングをしようとしたが、二塁手前で手をついてしまい顔面を地面に強打。試合中には「顔面スライディングで自分に喝を入れました。気合で打ちました」とコメントしていたが、試合後も「わざとです。(タイミングが)アウトやったんで、顔でスライディングしてやろうと思って」。額、眉間、口、あごと、数カ所から出血する痛々しい状態で振り返った。
それでもプレーを続行し執念の一発を放った辰己。「初体験なのでよくわかってないですけど、出産でこういう感じかなと思って。改めて奥さんてすごいなと思いました」と語った。



