「オープン戦、ヤクルト（降雨中止）阪神」（１８日、神宮球場）

　ヤクルトのドラフト１位・吉村貢司郎投手（２５）＝東芝＝が１８日、１９日の阪神戦に先発登板することが決定。「同じリーグで何回も戦う相手になると思うので、すこしでも打者の癖とかをいろいろ感じ取れれば」と意気込んだ。

　ここまで対外試合３試合に登板し、計９イニング無失点。高津監督は好調の即戦力右腕に「勉強しなきゃいけないこともたくさんある。プロのバッターを抑える技術とか、頭の中のこと」と注文をつける。さらに「けがなく順調に登板の回数をこなしていけば、経験という勉強ができるので」とポロリ。口の堅い指揮官が、これからも登板機会を与えるという、開幕ローテーション確約のお達しを出した。

　このままローテ入りとなると、毎週日曜日の登板が濃厚。休日でファンも多く駆けつける。「自分の存在をしっかりアピールできればなと思いますし、たくさんの応援の中で投げられることを幸せに思ってしっかりと結果を出していければ」と吉村。“サンデー貢司郎”襲名に向けて結果を残す。

　◆吉村貢司郎（よしむら・こうじろう）１９９８年１月１９日生まれ、２５歳。東京都足立区出身。１８３センチ、８５キロ。右投げ右打ち。投手。日本大豊山、国学院大、東芝を経て２０２２年度ドラフト１位でヤクルト入団。最速１５３キロの直球が魅力。今季オープン戦は３試合で１勝、防御率０・００。