プロ野球選手会 巨人の大量育成再契約など議論 FA制度は先発投手と野手で「不公平」要望書提出へ

 日本野球機構(NPB)と、日本プロ野球選手会の事務折衝が1日、行われ、育成制度やFA期間についての話し合いが行われた。

 選手会・森事務局長は「まず、支配下選手が育成になる契約の話が1つです」と説明。巨人の大量育成再契約など、支配下選手が故障などを理由に育成選手として再契約されるケースが増えている現状に「当初の育成選手の扱いと変わってきている。もう一回、考えましょうという投げかけをした」とし当初の目的である、若手選手の発掘を主眼とした制度への改善を求めた。

 また、育成選手は3年以内に支配下選手に登録されなかった場合、自動的に自由契約となり再契約が必要になる。自由契約期間では他球団との交渉も可能だが、「編成担当からは『取りにいきたいが、行きにくい』という話も聞く。選手にとって育成再契約の話は、安心感があってありがたいが、活性化させる方法を考えましょうというのを投げかけた」と説明した。

 またFA制度について、権利取得に必要な登録日数が、野手と先発投手で「不公平がある」と指摘。先発投手は登板後に一度、抹消されるケースがあり、日数を稼ぎにくいのが現状。「是正したいので、考えてくださいと。投げ抹消なら稼げない。一度先発したら何日か稼げるようにとか、要望書を出すようにしています」とした。

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