「オープン戦、ヤクルト１３－９楽天」（２６日、ＡＮＡ　ＢＡＬＬ　ＰＡＲＫ浦添）

　楽天は沖縄での全日程を終了。石井一久監督は「僕いますと手を挙げてくれる投手が、最後の方にいなかった」と若手投手陣の内容に対し、表情は晴れなかった。

　寂しい結果となっているのが、先発ローテ入りを狙う若手。内間や高田孝、藤井といった投手は実戦で結果を残せない中、登板機会を増やすために２軍へ。２年目で期待される松井友も２２日の中日戦（北谷）で４回５失点と苦しんだ。

　全体的に結果が出ていない一方で、２１日のＤｅＮＡ戦（宜野湾）で５回無失点と好投した藤平はアピールに成功。フォームの変更に取り組んでいる滝中も２試合に登板し安定した投球は見せた。

　また指揮官はこの日登板し、それぞれ苦しんだ、ケガ明けの早川や、ルーキーの荘司（立大）、小孫（鷺宮製作所）といったメンバーは次回登板に対する期待値も口にした。

　現時点で開幕投手が内定している田中将に加え則本や岸、辛島といった経験豊富な投手たちが先発ローテ候補。チームに勢いをもたらす若手の台頭を指揮官は望んでいるはずだ。