入来祐作氏が号泣 兄の死に「心の整理ついていない」巨人時代の同僚・清原氏ら供花

 涙ながらに思いを語る入来祐作氏
 急死した入来智氏の祭壇
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 プロ野球の巨人やヤクルトなどで投手として活躍し、10日夜に交通事故のため亡くなった入来智氏(享年55)の通夜が12日、宮崎県都城市で営まれた。喪主は父・喜門さん(87)が務め、実弟の祐作氏(50)=現オリックス投手コーチ=も参列。「僕もまだ心の整理がついていない」と、涙ながらに悲痛な胸の内を明かした。

 10日夜に都城市内の市道で、智氏の運転していた軽自動車が普通乗用車と出合い頭に衝突。重症頭部外傷が原因で同日23時45分に死亡が確認されていた。「夜中に連絡が来たものですから、最初は私の父に何かあったのかなと思って、覚悟して電話に出た」という祐作氏。その電話で兄の訃報に触れ、「動揺しました。急なことですから…」と沈痛な面持ちで、目を真っ赤にしながら涙を拭った。

 祐作氏は5歳年上の智氏のことを「人騒がせな破天荒な人」と表現した。2人は2001年のオールスターで史上初の兄弟継投も達成。「オールスターでバトンを渡せた時はうれしかったですね。兄貴と…あれは照れくさかったけどうれしかった」と言葉を詰まらせた。

 通夜の会場には巨人時代のチームメートであった清原和博氏など、球界関係者からの供花がところ狭しと並んだ。オリックス・福良GM、巨人・久保巡回投手コーチが弔問に訪れた。13日には都城市で告別式が執り行われる。

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