新庄監督&稲葉GM&森本コーチそろい踏み 日本ハム鉄壁外野陣構築だ 継承は実戦で

 試合中、外野で話し合う新庄監督(左)と稲葉GM(撮影・伊藤笙子)
 森本コーチに指導のアドバイスをする新庄監督
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 「日本ハム紅白戦、白組4-2紅組」(1日、タピックスタジアム名護)

 伝説継承だ。初回、外野手の後ろに人がいる不思議な光景。左翼には森本外野守備コーチ、右翼には稲葉GM、そして中堅には新庄剛志監督。日本一に輝いた06年にゴールデングラブを受賞した伝説の3人が、実戦の中で指導を行った。

 新庄監督は「オレたちが現役時代にやっていた動きを選手に教えようって」と明かす。中堅手を中心にした連係プレー。球種や相手データに基づいたポジショニング。それぞれのポジションで、1球ごとにアドバイスする姿があった。

 松本剛は左翼で森本コーチから“伝授”された。「声のかけ方、この打者だったら、この風だったらこういうポジショニングを取るよというのを細かく教えてもらえた」と金言にうなずいた。

 キャンプ初日にいきなり紅白戦。“伝説の継承”は実戦でしかできないからこそ意味があった。新庄監督は「実戦で成功して自信になって余裕につながってくるから。それで信頼関係になる」と胸を張る。理想は1点を守り抜く野球。鉄壁の守備陣を作り上げる。

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