オリックス・山本 球団史上最高6・5億円 来オフにもメジャー挑戦!球団「全くダメではない」
オリックスの山本由伸投手(24)が27日、大阪市此花区の球団施設で契約更改交渉に臨み、今季年俸3億7000万円から2億8000万増となる球団史上最高年俸の6億5000万円でサインした。これまでの球団史上最高年俸だった15年・金子の6億円を大幅に更新。また、球団には改めてメジャー挑戦への思いを伝えた。(金額は推定)
表情に一切の曇りはない。山本は何度も何度も笑みを浮かべ、偽りなく言葉を紡いだ。金額は「6・5億で!」。球団史上最高年俸に誰も文句はない。NPB史上初の2年連続投手4冠や沢村賞など、今季も球界のエースとして君臨し、最高のご褒美が待っていた。
「すごく素晴らしい評価をしていただいた」と、まずは球団に感謝。球団からも「日本一に貢献してくれて、ありがとう」とねぎらいの言葉をもらった。
交渉の席では、改めてメジャー挑戦の思いも打ち明けた。「野球界のトップのリーグで一番の舞台。そこでやりたい気持ちはもちろんあります」。今オフに吉田正のポスティングシステム利用を球団が容認し、レッドソックスへの移籍が決定。話し合いの中で「全くダメではない」という発言もあったという。
右腕も「(今は)オリックスの一員」と前置きした上で、ポスティングでの移籍について「目標にしているところではある」と明言した。来年8月には25歳になる。市場価値に見合わない契約となる“25歳ルール”も関係がなくなり、早ければ来オフのメジャー挑戦が視界に入る。
そのためにも、来季はさらなる活躍が期待される。3月にはWBCが開催され、侍ジャパンメンバーにも内定。公式球での練習も重ね、準備は万全だ。
当然、チームでも大きな目標がある。「リーグ3連覇、2年連続の日本一を目指して、僕自身は全力で腕を振っていきたい」。オリックスや日の丸、多くの期待を背負い、自身の夢へと一歩ずつ近づいていく。



