東都大学野球リーグの中大が２１日、東京・八王子市の同大学グラウンドで年内の活動を終えた。新主将の中前祐也内野手（３年・浦和学院）と最速１５５キロ右腕・西舘勇陽投手（３年・花巻東）がプロ志望を明言。阪神ドラフト１位の森下翔太外野手（２２）とヤクルトドラフト５位の北村恵吾内野手（２２）に続きプロ入りを目指す。

　中前は今季、森下、北村とクリーンアップを組むことも多く「身近な人がたくさんプロに行っている。自分も負けたくない」。来季は「打率４割と首位打者が目標」と結果で勝利に導く。西舘も「憧れは（高校の先輩の）菊池雄星投手。登板する以上は得点板にゼロを並べるのが目標。最低限でも防御率１点台に抑えたい」と来季の飛躍を誓った。

　◆中前　祐也（なかまえ・ゆうや）２００１年９月２３日生まれ。２１歳。埼玉県さいたま市出身。１７８センチ、８４キロ。右投げ左打ち。内野手。神田小１年から栄和クラブで野球を始め、大久保中では浦和シニアでプレー。浦和学院では１年春からベンチ入りし、２年夏に甲子園に出場。中大では１年秋からリーグ戦デビュー。

　◆西舘　勇陽（にしだて・ゆうひ）２００２年３月１１日生まれ。２０歳。岩手県一戸市出身。１８４センチ、７９キロ。右投げ右打ち。投手。一戸南小３年から一戸スポーツ少年団で野球を始め、一戸中では軟式野球部に所属。花巻東では１年夏からベンチ入りし、２年春夏と３年夏に甲子園に出場。中大では１年秋からリーグ戦デビュー。最速１５５キロ。球種はカーブ、スライダー、カットボール、スプリット。