42歳のヤクルト・石川雅規「200勝の目標が支え」 球界最年長シーズンに向け現状維持で更改

ヤクルトの石川雅規投手(42)が5日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持となる9000万円でサイン。球界最年長となる来季へ。「来シーズンも契約していただいてうれしい。身が引き締まる思い。来季に向けて準備をしないといけないと」と意気込んだ。(金額は推定)

 石川は4月23日の阪神戦で今季初勝利を記録。プロ野球史上3人目の、新人年から21年連続勝利となった。さらに6月30日の広島戦では、史上28人目となる3000投球回にも到達。今季は16試合に登板し、6勝4敗、通算183勝となり、目指す200勝まで残り17勝とした。

 節目の大台に向けて、石川は「200勝の目標が支え。いきなり5勝10勝できないので、一歩ずつ。大事に、必死に、投げ抜いて、勝ちたい。200勝は体と気持ちを動かす原動力」と表情を引き締める。

 今季は同級生で切磋琢磨(せっさたくま)してきたオリックス・能見が現役を引退。これで同年代は一人になった。託される思いがある。「同級生だったり同世代の先輩だったり、後輩がやめていくっていうのは本当に、本当にさみしいことではありますけど」と心情を明かした上で、「僕もいつまで現役できるか分からないですけども、現役終わるその日まで、勝手にじゃないですけど、そういう人たちの思いを背負ってるんだぞっていう気持ちでですね、試合に臨みたいなと思ってますし」と決意。「やはり1年でも長くですし、1試合でも多く1軍のゲームに出たいって思いがあるので。そういう思いも含めて、パワーに変えてやっていきたいなとは思ってます」と前を向いた。

 来季、目指すのは2015年シーズン以来の2桁勝利。「試合数が減ってきているとはいえ、勝てばできる数字ではあると思うので。そこはやっぱり望みを捨ててないですし。まだまだできるんだぞっていう強い気持ちは持っていないと、常にファイティングポーズは取っておきたいので、そこは目指したいですね」と強く誓った。

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