巨人ドラ4門脇が仮契約 契約金5000万円で父に親孝行の考え
巨人からドラフト4位で指名された門脇誠内野手(21)=創価大=が18日、都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸840万円で仮契約を結んだ(金額は推定)。
仮契約後の会見では「実感が沸いてきたというか、素直にうれしいです」と笑みをこぼした。会見に同席した担当の柏田スカウトは「ドラフト4位で指名させていただいて今日仮契約結べて担当としてホッとして嬉しく良かった。能力的にも即戦力として全て高いレベルでこなす期待のショートとして指名した」と期待を込めた。
50メートル5秒8の俊足に打撃、守備にも定評がある走攻守三拍子そろった遊撃手。創価大では3年秋には首位打者、打点王、ベストナインを獲得した。1年生の春のリーグ戦から全試合に出場したタフネスが持ち味だ。「1年間すべて試合に出続けることでレギュラーになれる。1年間ケガしないように。長所である走攻守すべて出したい」とプロ入りへ意気込んだ。
契約金で父に親孝行をするという。創価高卒業後、創価大進学時に父の寿光さん(50)が息子のサポートへと上京してきた。高校時代も週末には、地元の奈良から軽自動車で息子の試合を観戦していたという。そのため、12年以上愛用してきた車は総走行距離は29万キロ超え。門脇は父に感謝の意味を込めて軽自動車をプレゼントする予定だ。