沢村賞 昨季まで選考委員の村田兆治氏は「辞退の連絡が」 9月に空港で暴行騒動も

 2022年沢村賞の選考を行った選考委員の(左から)山田久志氏、堀内恒夫氏、平松政次氏(撮影・伊藤笙子)
 現行の投手起用に対し苦言を呈す選考委員の山田久志氏(撮影・伊藤笙子)
 2022年沢村賞の選考について語る選考委員の平松政次氏(撮影・伊藤笙子)
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 プロ野球創設期の名投手、沢村栄治を記念した「沢村賞」の選考委員会(堀内恒夫委員長)が24日、都内のホテルで開かれ、オリックス・山本由伸投手(24)が全会一致で選出され、2年連続での受賞となった。

 昨年まで選考委員を務めていた元ロッテの村田兆治氏(72)の姿はなく、主催者は「ご本人から選考委員のご辞退の連絡がございました。平松委員、堀内委員、山田委員、北別府委員の4名で選考をさせていただいております」と村田氏の委員退任の説明を行った。村田氏の後任となる選考委員は決まり次第、発表される予定だ。

 村田氏は9月23日に羽田空港第1ターミナルの保安検査場で、30代の女性検査員の左肩を右手で押すなどをしたとして、暴行の疑いで逮捕。その後25日に釈放された。深く頭を下げ「彼女に誠心誠意謝りたい。あらためてもう一度深くお詫びさせていただきます」と謝罪していた。

 また、同じく委員を務める元広島の北別府学氏は病気療養中のため、選考委員会は欠席。文書で選考に加わり、オリックス・山本を沢村賞に推していた。

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