楽天戦力外 内田&岩見の大砲2選手はともに現役続行を希望
楽天は22日、釜田佳直投手、内田靖人内野手、岩見政暉ら5選手に戦力外通告を行った。
内田と岩見は将来の4番候補として期待された長距離砲。ともに現役続行を希望している。
内田は13年ドラ2。18年に12本塁打を放ち、ブレークしかけたが、その後は伸び悩み、今季は5試合の出場に終わっていた。
岩見は17年ドラ2で加入。右の大砲として期待されたが、4シーズンで1本塁打と結果を残せなかった。
通告を受けた選手は以下の通り。数字は背番号。
・釜田 佳直(投手)41
・寺岡 寛治(投手)68
・渡辺 佑樹(投手)79
・内田 靖人(内野手)67
・岩見 政暉(外野手)38
5選手のコメントは以下。
釜田「一年目から一軍でたくさん試合で投げさせていただき、プロ野球選手としていいスタートをきれたと言うのは、すごくいい思い出として残っています。そのなかで、2年目以降怪我や手術でなかなか思うようにプレーできないもどかしさが続いたプロ野球生活だったと思います。いろいろな方に支えてもらい、また一軍のマウンドに戻るんだという強い気持ちでリハビリもやってこれましたし、そういう姿を少なかったですがお世話になった方々に見せることができてよかったです。トライアウトは受けない方向で考えていますが、現役も含めて今後のことに関しては家族としっかり話をして決めたいと思います」
寺岡「とても短く感じた5年間でした。一軍でずっと投げさせていただいた時の思い出が大きいですし、2年目にファームで球団記録の51試合を投げさせていただいて自分でもやれるんだなという自信をつけさせていただきました。起用していただいた監督、コーチ、チームの皆さんももちろんですし、応援していただいたファンの皆さんにも感謝の気持ちです。今後はまず、トライアウトを受けようと思っています。体も元気ですし、まだできると思っているのでやれるところまでは勝負したいと思います。
渡辺佑「大した活躍もできませんでしたが、いろいろな人に出会えましたしたくさんのことが自分の経験になったのでイーグルスでの5年間を過ごせてよかったかなと思います。楽天生命パーク宮城で初めてお立ち台に登った時の景色は鮮明に覚えていますし忘れられないですね。トライアウトは受けない方向で考えています。特に何をするか決まっているわけではないので、これからいろいろな方に相談して決めたいと思います」
内田「9年間ではありましたが、いろいろな経験をさせていただいて感謝しています。一軍で二桁本塁打を打てた年もありましたが、期待に応えられるような成績を残すことができませんでした。それでも支えていただいたチームの皆さんやファンの皆さんには感謝の思いしかありません。トライアウトを受けるかどうかはまだわかりませんが現役にはこだわりたいと思いますので、しっかり練習を続けたいと思います。9年間本当にありがとうございました」
岩見「細かい思い出はたくさんありますが、プロ初ヒット、プロ初ホームランは一番嬉しかったですね。たった一本しか打てませんでしたが、打った後、ベンチで直人さんに抱きついたのは鮮明に覚えていますし、未だに思い出すとふわふわします。1年目が終わった時点でもっと早く戦力外になるだろうと感じるくらい凄い世界にきたなと思っていたなかで、いろいろな人がいてくださって5年も野球をやらせてもらえたのかなと感じていますし、監督、コーチ、チームの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。トライアウトは受ける方向で考えていますし、体も怪我一つなく元気なので現役にこだわって練習は続けたいと思います」