ロッテ 元メジャーリーガーの吉井理人氏の新監督就任発表「ただ、ただ驚いています」

 ロッテは7日、吉井理人氏の1軍監督就任が決まったと発表した。

 吉井氏は球団を通じ「(就任要請に)ただ、ただ驚いています。これまでコーチとしての役割ということで勉強をしながらやってきましたが、これからは全体のマネジメントを任される立場になるということで身が引き締まる思いです。基本的には選手のパフォーマンス向上と人間力の向上の2つを上げること。そして最終的には勝つこと、10月に大舞台に立てることを目指していきます」とコメント。

 河合克美代表取締役オーナー代行兼社長は「マリーンズが掲げているのは2025年に常勝軍団になるということ。吉井新監督はこの目標に向かって、共通の認識で戦っていただける方だと考えています。これまでのビジョンを引き継いで、常勝軍団を作ってくれる監督だと期待をしています」とコメントした。

 また福浦和也氏の1軍ヘッドコーチ兼打撃コーチ就任も発表された。

 吉井氏は、1965年4月20日生まれ、57歳。和歌山県出身。現役時代は右投げ右打ちの投手。箕島から83年度ドラフト2位で近鉄入団。95年にヤクルト移籍。98年にFAでメッツ移籍後、ロッキーズ、エクスポズに在籍。03年にオリックスで日本球界復帰。07年ロッテで現役引退。08年から日本ハム投手コーチ。ソフトバンクなどで投手コーチを経て19年からロッテ投手コーチ、22年は同ピッチングコーディネーターを務めた。最優秀救援(88年)。日本通算成績は385試合89勝82敗62セーブ、防御率3・86。メジャーでは通算162試合32勝47敗。

 福浦氏は、1975年12月14日生まれ、46歳。千葉県出身。現役時代は左投げ左打ちの内野手。習志野から93年度ドラフト7位でロッテに投手として入団。プロ1年目途中に野手転向。18年から兼任コーチ。19年の現役引退後は1軍打撃コーチなどを歴任。現役通算2235試合で打率・284、118本塁打、935打点、2000安打。首位打者1回(01年)、ベストナイン1回(10年)、ゴールデングラブ賞3回(03・05・07年)。

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