今秋ドラフト候補の高松商・浅野 衝撃の2打席連発!“弾”違いの大暴れで大勝発進

 「全国高校野球選手権・2回戦、高松商14-4佐久長聖」(11日、甲子園球場)

 度肝を抜く連発で、聖地の主役に躍り出た。今秋ドラフト候補の高松商・浅野翔吾外野手(3年)が2打席連発を含む3安打4打点2本塁打の大活躍。大勝での初戦突破に貢献した。五回は浜風が吹く甲子園で右中間席へ豪快な高校通算65号を運び、PL学園・清原和博を超えた。七回にも弾丸ライナーを左翼席へ。絶賛した阪神を始め、各球団スカウトをうならせる活躍だった。

 浜風を貫いて、右中間スタンド最深部へ放り込んだ。五回2死。ここまで無安打だった浅野は、外角直球を逆らわず右方向へ打ち返した。「ちょっとこすった」と振り返った打球がスタンドイン。“清原超え”にふさわしい衝撃的な高校通算65号。偉大な打者を上回り、「うれしいです」と控えめに喜んだ。

 これで終わらない。七回無死一塁は高めの変化球を弾丸ライナーで左翼スタンドへ。「完璧でした」と自画自賛の同66号だった。今夏は地方大会から6試合で5本塁打。長尾健司監督(52)は「もうね、教えることはないんですよ、何も。ひとつ上のレベルで教わってください」と改めて絶賛する打撃だった。

 プロへ強烈なアピールとなった。阪神は和田TA、畑山統括スカウトらが視察。担当・渡辺スカウトは「右打者で反対方向に本塁打を打てる高校生はなかなかいない。しかも浜風で」と3打席目の65号を称賛。さらに「1、2打席目はタイミングが合わなかったけど、3打席目に修正した。どちらも追い込まれてからの本塁打。追い込まれてもしっかり対応できていた」とパンチ力だけではなく、技術も高評価した。

 浅野にとって高松商で勝つことに意味がある。中3で日本代表に選出されるなど実績を残し、甲子園出場経験のある県外の強豪校からいくつも誘いがあった。誘いは魅力的だったが、子どもの頃から“高商(たかしょう)”ファン。大好きな高松商へ進学し、地元へ恩返しするために香川県に残った。2年連続で夏の甲子園出場を決めた後には、家族の前で「高商で良かったな」と、しみじみつぶやいたという。

 今夏の甲子園初戦は6打席中5打席で出塁。1番打者として「全打席出塁」を掲げる中で役割を果たし、「一安心です」と一息ついた。チームは先発全員16安打14点の大勝発進。昨夏の16強を超える「甲子園8強」へ最高のスタートを切った。

 だが、浅野は主将として気を引き締める。「守りのミスが多い。徹底的にやっていきたい」。4失策が出た守備面の課題を口にし、次なる戦いへ目を向けた。

◆浅野翔吾(あさのしょうご)アラカルト

 生まれ 2004年11月24日生まれ、香川県出身。

 サイズ 170センチ、86キロ。右投げ両打ち。

 球歴 小3から屋島スポーツ少年団(軟式)で外野手として野球を始め、5年時に屋島シーホークス(軟式)へ入団。屋島中(軟式)では捕手。高松商では1年夏の独自大会からベンチ入り。

 侍ジャパン 2019年にU-15日本代表に選出。1番打者として「第10回BFA U15アジア選手権」の優勝に貢献した。

 趣味 昨春頃、新型コロナでの練習自粛中にウクレレを始める。

 あだ名 一部から「ゴリラ」。「あまりうれしくないけど、ゴリラはパワーがあるので、いいかな」。

 左打ち 「自分の幅を広げるために」昨夏の新チーム発足から本格的に挑戦。練習試合では本塁打も放った。左打席に立つのは右の軟投派、下手投げなどの変則投手相手の場合に限っている。

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