「広島－ヤクルト」（１１日、マツダスタジアム）

　ヤクルトがついに“無”適時打地獄にサヨナラだ。２点を追う六回にサンタナが１２号ソロを放った。

　２点を追う六回だ。２番手・中崎から山田、村上が連続で倒れたが、ここでこの日マルチ安打のサンタナが打席へ。その初球だった。左翼スタンド中段に運ぶ１２号ソロで、ついに１点差。助っ人が一振りで反撃ののろしを挙げた。

　ヤクルトは現在貧打に苦しんでおり、７日の巨人戦以来、２試合適時打が出ていなかった。１０日の広島戦では青木の犠飛で２２イニングぶりの得点を奪ったが、その後は沈黙。この日の１点目も相手バッテリーのミスで奪ったものだった。

　サンタナは球団広報を通して、「自分の納得のいくスイングができた。感触もよかったし、１点取ることができてよかった。また集中して打席に入りたい」とコメントした。