冷や汗発進の大阪桐蔭、西谷監督「初戦の難しさ痛感」 貫禄逆転も「修正点だらけ」

 逆転で初戦突破した大阪桐蔭ナイン(撮影・高部洋祐)
 試合後、握手を交わす大阪桐蔭・星子天真主将(中央左)と旭川大高・広川稜太主将(同右)=撮影・伊藤笙子
 試合を終え、健闘をたたえ合う大阪桐蔭・旭川大高両ナイン(撮影・伊藤笙子)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、大阪桐蔭6-3旭川大高」(10日、甲子園球場)

 春夏連覇を狙う大阪桐蔭が終盤の猛攻で逆転勝ち。苦しみながらも初戦を突破した。

 序盤は旭川大高のペース。1回に5番・山保の犠飛で先制すると三回には3番・藤田が右越えに飛距離たっぷりの2ランを放ち、リードを広げた。

 大阪桐蔭は三回に3番・松尾の適時打などで2点を返し、反撃開始。六回には5番・海老根が左へ同点ソロ。さらに七回には1番・伊藤が左中間へ勝ち越しソロ、その後も連打で3点を挙げた。

 試合後、甲子園62勝目を挙げた大阪桐蔭の西谷監督は「この試合にむけて万全の準備してきたつもりでしたが、しぶとく粘り強くをこちらがやらなきゃいけない野球だったが、旭川大高さんにやられた。春夏連覇よりも甲子園の初戦の難しさ痛感した」と、安どした様子もなく、語った。

 それでも、きっちりと逆転したところはさすがの貫禄。「(序盤奪われたのは)大きな3点でしたが、もう1回組み直して後半やっていこうと。前半ちょっと(旭川大高の)池田君の術中にはまった形になっていた。原点に戻ってセンター返ししようと伝えた。しっかり叩いてくれた。(先発の川原は)早めの継投も考えたが、球は悪くなかったので、いけるところまでと思った」と、評価。ただ、次戦に向けては引き締めを強調。「しっかり練習して次戦に備えたい。苦しいゲームをしっかり繋いで後半逆転したが、トータルでみたらミスも多い、修正しないといけないところだらけ」と、うなずいた。

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