「楽天１０－１ロッテ」（４日、楽天生命パーク宮城）

　東北三大祭りの一つ「七夕まつり」間近の仙台で、楽天が“花火大会”を繰り広げた。二回２死三塁で炭谷が左中間へ放った先制４号２ランが号砲となり、三回は３本のアーチを夜空に描いた。

　２死二塁から鈴木大が右翼へ３号２ランを放つと、続く茂木も右翼席へ５号ソロ。さらに西川が２死一塁で右翼席へ７号２ランを運んだ。チームの１イニング３本塁打は７月２０日・ソフトバンク（北九州）以来。真喜志監督代行が「めったにないことが出ましたけど…」と目を丸くする猛攻だった。

　勢いは止まらず、四回無死で右翼へ８号ソロを放った島内は「打ち過ぎだべ」と驚いた様子でコメント。五回終了後には選手の活躍を祝うかのように、本物の花火が打ち上がった。

　３日・ロッテ戦では佐々木朗を単打で攻略して逆転勝ち。勢いのまま、この試合も５本塁打を含む１４安打で１０点を奪った。首位・西武とは２・５ゲーム差。今後にはずみをつける大勝となった。